どうもむしアニキです!当ブログへの訪問ありがとうございます。
今回は、個人的にというかおそらく他にも同じように悩んでは変え、悩んでは変えの繰り返しを続けている人も多いなじゃないかなと思った『クワガタの床材』について書いていきます!
あくまでも僕の感想、意見なのでもちろんこれが正解というわけではありませんし、もし他にご意見等がございましたら是非ご教授いただきたいと思いながら書いていきます!
この記事の目次
まずは初心者の方向けにクワガタの床材(マット)とは?
床材とはなんなのかを説明すると、クワガタに限らずカブトムシや他の昆虫でもそうですが飼育ケースやケージの床に敷く素材のことです。
床材は飼育をしている生体を観察するときに、見栄えを良くするためだけのものではなく、実はとても重要な役割を持っているんです。
多くの昆虫の足の先はかぎ爪のような形状をしており、何かに引っ掛けて動き回るようにできているので、飼育ケースのようなプラスチックの上だと爪が引っかからずにツルツルと滑ってしまい、動きにくくなってしまいます。
なので、ちゃんと動き回れるように床材を敷いてあげると見栄えだけじゃなく生体も喜ぶってことですね!
もちろんそれだけじゃなく、飼育ケース内の湿度管理の役割だったり、活動していないときの隠れ家としての役割や排泄物を吸収してくれたりととても多くの役割を持っているので、カブトムシやクワガタを飼育する際は床材を敷いてあげることをおすすめいたします!
・飼育ケース内の湿度調整
・活動時以外の隠れ家としての役割
・排泄物を吸収し、ケース内を清潔に保つ
・飼育ケース底面の保護、生体が安全に移動できる
床材(マット)の選択肢とそのメリットやデメリットとは?
床材と言っても実は今は多くの選択肢があり、その中でも大きく分けると広葉樹マットか針葉樹マット、ココナッツファイバーであるハスクチップや水苔と言ったところでしょうか。
広葉樹マット(腐葉土など)
ホームセンターなどで普通に販売している昆虫用のマットや、ショップなどで販売しているマットで、広葉樹を粉砕して作っていることが多く成虫管理用としてはコスパが悪いのであまり使っているブリーダーの方は少ない印象です。
ですが、幼虫飼育となると広葉樹マットじゃないと育ってくれないので幼虫飼育や産卵時にこのような広葉樹マットが使われるという印象ですね!
・自然な環境を再現できるので栄養価も高く湿度や微生物の繁殖環境が良い
・掘り起こして潜ることもできるのでストレスを与えにくい
・栄養価が高いため、他の雑虫(ダニやコバエ)などが湧きやすい
・価格が他の床材に比べて高く、劣化もしやすいので交換頻度が高くなる
針葉樹マット(昆虫用ペレットなど含む)
針葉樹マットは基本的に小さな雑虫(ダニやコバエ)が嫌がる成分が含まれており、飼育をしていても広葉樹マットに比べると雑虫が湧きにくいので成虫管理用のマットとしてはとても優秀だと思いますし、実際に僕も画像左側の昆虫用ペレットを使用しています。
適度に水分を含ませて使用することにより、湿度管理だけでなく排泄物も吸収してくれるので匂いも軽減されて雑虫も防げる優れものなのでおすすめの床材の一つですね!
・防虫効果があるので雑虫(ダニやコバエ)対策として優秀
・排泄物をしっかり吸収してくれるだけでなく匂いも軽減される
・色が明るいので虫の視認性が向上し、鑑賞しやすい
・入手難度が若干高く、昆虫ショップやネット販売での購入がメイン
・劣化がしやすいため腐葉土マットよりも交換頻度が高くなる
・ひっくり返った際に起き上がれるような転倒防止材が必須
水苔
水苔は画像のようなもので、本来は?園芸用品としてランなどの植物の湿度管理に使われているのですが、クワガタなどの床材としても効果を発揮します。
湿度を保つという意味では一番効果があるんじゃないかなとも思っていますし、排泄物の吸収パワーもかなり高いと思います。
特に保湿能力が高いので、休眠中の成体管理などによく使われているのでブリーダーには必需品の一つなのかなと思っています。
実際に使い始めてから気付いたんですけど、品質によってかなり違いがあります。
最初はどれも同じかなと思い安い水苔を適当に使っていたのですが、AAとAAAの違いの差がかなりあり『こんなに違うのか?!』と思ったのを覚えています。
ちなみに、戻し方(水に浸けて使い始めるまでの作業)によってもかなり変化があったので、その戻し方はまた別の記事でご説明しようと思います!
※もしかしたらベテランブリーダーからしたら当たり前のことかもしれませんが…
・湿度管理能力は床材の中でもトップレベル(霧吹きいらず)
・卵を産み付けないので雑虫(ダニやコバエ)対策としても優秀
・手間はかかるが再利用することも可能
・水苔自体に掴まりやすいので転倒防止材などが不要
・保湿能力が高すぎて過湿状態になりやすい
・メンテナンスの頻度は一番高い
・使い始めるまで水分を含ませるなどのひと手間が発生する
ハスクチップ
ハスクチップはヤシガラが原材料となっていてこちらも針葉樹系の床材として防虫対策としても効果があるようです。
保水能力も高く、掴まりやすい形状をしているので転倒防止材としての役割もあり、かなり優秀な床材だと思うのですが、ちょっと価格が高いのが玉にキズ。
実は今回ご紹介した中で唯一まだ試したことがない床材なのであくまでもネットで調べた程度の情報になってしまいます。
※今度実際に使用してみようと思っています
・保湿能力もあり、防虫効果もあるので優秀な床材
・掴まりやすい形状なので転倒防止材が不要
・見栄えも良く、成体がマットまみれにならない
・価格が高い
・ハスクチップがクワガタのアゴに刺さる
・防虫効果としては針葉樹マットに劣る
おすすめの床材(マット)は?
・針葉樹マット(昆虫用ペレット)
・水苔
左の画像が昆虫用ペレット+バークチップの図
右側の画像が水苔+バークチップの図です。
ちなみに昆虫用ペレットの方は交換したての状態で、水苔の方はもう水分過多になっているのでこの後新しい水苔に交換しました。
今までに色々なメーカー、マット、種類を試してきましたが最近では上記の2つを状況に応じて(ただの気分で…)使い分けています。
割とクワガタは水苔+バークチップ(見栄えのためだけに使用)を使い、ヘラクレスなどのカブトムシには昆虫用ペレット+バークチップを使用することが多いのですが、気分次第ではオオクワガタにも昆虫用ペレット+バークチップを使うこともあります。
※つまり明確な答えは未だに自分の中で出せていないってことですね…
針葉樹マットはやはり防虫面では一番効果があり、観察もしやすくコスパも良いので気に入って使っています。
また、水苔も同じように防虫効果としても効果的ですし保湿効果に優れていて、再利用ができるのでコスパの観点からよく使用しています。
水苔に関しては、メンテナンスの頻度は針葉樹マットに比べて高くなりますがケースの水洗い時はサッと水ですすぐだけで綺麗になるのでおすすめです!
クワガタの床材(マット)の交換頻度や時期の悩み
今回はこれを言いたくてこの記事を書いたと言っても過言ではないのですが、未だに床材を交換する頻度やタイミングに自信が持てないでいます。
基本的には、マットがベチャベチャになったり、匂いが出始めたら交換するということは大前提として理解はしているのですが、このぐらいならまだイケるんじゃ?や、あれ?この子の床材は先週変えたばかりの気がする…など、時と場合により交換のタイミングがまちまちだったりするんです。
ベテランブリーダーの方は何か明確な交換サインなどはあるんですかね?
上の画像の状態(水苔の方)ならすぐに交換するべきなのか、まだしばらく大丈夫なのか?その答えがまだ分からないので(とりあえず念のため交換しました)未だに悩んでいます。。。
もし何か良い情報をお持ちで教えてくださるという方がいましたら是非コメント等で教えていただけるとありがたいです!
まとめ
なんやかんやでここまで床材(マット)に関して話してきましたが、結局のところ僕の中でもまだ『これだっ!』というものが決めきれていないのが現状です。
今のところは昆虫用ペレットか水苔を使ってはいますが、メンテナンスのタイミング問題や成体にとって何が一番良いのか?など答えが出ていないので、もし良ければ皆様のご意見をいただければと思っております。
まだまだ駆け出しの初心者ブリーダーなので、もっともっと経験を積んで正真正銘のむしアニキと呼ばれるようなブリーダーになれるように頑張っていきたいと思います!
クワカブブリード頑張りましょう!!